安心・安全――。それは、叙々苑が大切にしているこだわりのひとつです。
全店舗の食材を一括して仕入れ・加工するセントラルキッチン「叙々苑フードファクトリー」でも、そのこだわりは徹底的に貫かれています。
叙々苑フードファクトリーは、独立した見学通路を設置した「見せられる工場」をコンセプトとして、平成19年に誕生しました。
虫やホコリが侵入しない密閉度の高い構造を持ち、食材の交差汚染をふせぐワンウェイ動線の導入をはじめ、清掃が容易な内装、微生物の増殖をふせぐ室温管理など、安心・安全を考え抜いて設計されています。
厳しい衛生管理体制は、HACCP(※)の理念に基づいて確立されたものです。作業エリアへの異物混入を防止するため、働く人たちは9つのステップによる不要物除去を実施。金属探知機によるチェックや、包丁の使用前・使用後の確認も行います。万が一、刃が欠けて破片が見つからない場合は、全ての商品を廃棄処分にします。
精肉の加工・管理は、国産牛肉トレーサビリティ法に基づくものです。工場内には、新しい食材と古い食材が混ざらないための大きな表示や、アレルギー表示などが分かりやすく掲げられ、安心・安全への強い意識を持って働くための環境作りも行われています。
もちろん、お客様にお肉をおいしく召しあがっていただく全国の店舗でも、こだわりは徹底しています。冷蔵庫温度の確認・記録をはじめ、四重にもわたって行われる異物・異臭の確認、野菜の産地や牛肉の個別識別番号の表示、外部の調査機関に依頼して行う抜き打ち衛生検査、従業員の健康管理など、お客様に「食べる幸せ」を安心して味わっていただくためのさまざまな取り組みがなされています。
食を扱う者にとって「お客様の命を預かる」ことは絶対に忘れてはならない使命です。叙々苑では「安心・安全」を「おいしさに不可欠な絶対条件」であると考え、これからも徹底的にこだわり続けていきます。
※HACCP
従来のような最終段階のみの検査とは違い、仕入れから製造・出荷までの全ての工程において危害を防止するためのポイントを分析し、食品の安全性を確保しようという衛生管理手法。